府中市 不動産売却 「私の経歴について詳しくお話させて頂きます」証券会社編
こんにちは&こんばんは
本社での筆記試験、面接試験を何とかクリアした私は、府中支店で支店長面接に挑んだ。
支店長は開口一番、
「わたしなら転職するような女性と息子を結婚さないね」
あれ、今日って採用面接でなくお見合いだっけ・・・・という感じ。
「私の妻はね、三越の店員なんだ。昔はスチュワーデスより地位の高い職場だったんだよ」
意味が良く分からなかったがニコニコして胡麻化した。
「しかしね、証券会社の女性はスチュワーデスより広い知識が必要な職業なんだよ。証券外務員試験を受けてもらうけれど一生ものだからね」と。
後になってこの言葉はとても良く理解出来た。
その後の仕事に於いてこの資格がどんなに役に立っただろうか。
更に支店長は続けた。
「君は結婚したら仕事を続けるつもりか」
私はきっぱりと
「ハイ!勿論仕事を続けるつもりです」と。
支店長は、
「結婚したら辞めてもらうけどね」
あれ、転職する女性は息子と結婚させたくないって言ってたのに・・・・・
良く分からないけれど面接は終わり、意外なことに合格した。
全国に女性同期は572名。
本店面接でのご忠告通り、引き継ぎ顧客訪問すると「どうしてくれるんだ!もう来るな!」と怒鳴られた。
どうしてそんなに怒っているのか20歳の私にはさっぱり分からなかった。
証券会社なのに株はなるべく避けるようにした。
引き継ぎ顧客はほぼ全滅なので、同期と新規開拓に注力することにした。
金利はとても高かったので、債券や金貯蓄、公社債投資信託は良く売れた。
新規開拓では、常に全国同期の中で10位以内に入っていた。
事務と違って営業は向いていたようだった。
嫌いな株も少しずつ覚え、20歳にして投資するようになった。
日経新聞も毎日読み合わせしていたので、経済にも少しづつ詳しくなっていった。
その頃、飛び込み訪問営業していると、同じように外訪していた某銀行員の年上男性と知り合いになった。
公園で休みながら会話していると、「若干20歳でニューヨークダウなんて話をしている人は初めてです」と言われた。
元支店長で、ご病気の為次長になられた上司の前が私のデスクだったから、毎日とても勉強になった。
事ある毎に質問した。
特に債券と金利の関係。
新規発行の国債が上場して数カ月で売却して利益を取る方法。
大損したワラント債券の損失を少しでも埋めようと、新発の国債を利用して利殖されていた。
勿論、次長がワラント債券で大損させたのでなく、前任の尻ぬぐい。
CB(転換社債)についても実際に学んだことは大きかった。
毎日仕事は充実しておりとても楽しかった。
けれど、小学生の頃から大好きだった「小さな恋のメロディ」の舞台であるイギリスにどうしても行きたかった。
次長に「イギリスに行きたいので3カ月ほど休ませて下さい」と伝えた。
次長は、「羨ましいなぁ。俺は持ち株も半分になった上に、購入したマンションも半額。
住宅ローンの金利は高いし、八方塞がりだよ」と。
「前例がないから3カ月も休暇は与えられないよ」と言われ、退職を決意した。
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