府中市 不動産売却「イギリス ボーンマス編2」
こんにちは&こんばんは!
飛行機は大好きだった。
8時間くらいのフライトだと、夜食・朝食・映画を観たりしてあっという間に到着したなという印象。
もっと乗っていたいと思う。
ロンドンヒースロー空港までの時間も私にとってはあっという間の時間の筈だった。
しかし、今回ばかりは永かった。
頭の中でヒースロー空港での入国審査について何度もレクチャーした。
大好きなビールもそこそこに、眠れず空を仰いだ。
何時間経ったのだろうか。
隣の席の人に話しかけられた。
「お一人旅ですか?」
余りの心の余裕の無さに、隣の人が全く眼に入らなかった。
到着までの僅かかな時間、空を仰いでいた時間を埋めるようにそのご夫婦と話した。
聞けば、初めてのイギリス旅行。
2人でイギリスを1周すると。
「とっても不安で」
の言葉に、思わず「私は1人ですよ。2人なら心強いじゃないですか」と言いたくなり吞み込んだ。
新婚ではないが、2人でイギリス1周旅行。
今ならとっても素敵だと思える。
まだ若かった私にはよく分からなかった。
いよいよ着陸。
窓際で景色を眺めているのが好きなのに、今回は通路側を選んだ。
景色が見えなくて残念だったが、景色を愉しむ余裕は無かった。
とうとうロンドンに到着した。
レクチャーは完璧だ。
でもなるべく日本人観光ツアー団体の近くを選んで安心する弱い自分に苦笑した。
確認の為に、日本人ツアーの同行添乗員に色々聞いた。
彼女はちょっと迷惑そうにしていたが、背に腹は変えられない。
漸くヒースロー空港の外に出た。
夕方だったが、外は昼間のように明かるかった。
後になって、夜の8時過ぎまで明るいことが分かった。
ボーンマス行きのバス乗り場を探した。
くどいほど質問し、出発ギリギリのバスに乗って念のため運転手に確認した。
このバスはボーンマスに行くかどうかを。
満席のバスに1席の空席を見つけ座った。
このバスには日本人は居ないみたいだった。
疲れていたと思うが、やはり眠れなかった。
「ボーンマス」という言葉を聞き逃してはならないという一心で。
その言葉を認識出来ないままバスは終点に到着した。
気づけば満席だったバスは誰も居なくなっていた。
乗る時に「ボーンマス行きですか?」と聞いたのだから、「降りる駅ですよ」と教えてくれたら良いのにと、バスの運転手を恨めしく思った。
抗議する語学力も無いので妄想に留め、バスを降り公衆電話からホストマザーのニールセンさんに電話した。
英語が分からない人にとって電話はキツかったが何とか通じた見たいだった。
ニールセンさん曰く「徒歩で15分程だけれどタクシーで来なさいと」
素直に言われた通りタクシーに乗り、そもそも諦めている英会話を補足すべく住所を書いた紙を見せた。
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